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こんにちわ〈vol.178〉
〈三井不動産株式会社〉
写真/大野ニ美雄
我が家編

02 ウェディングケーキのライト

客迎えのライティングを紹介したいなどと予告しておきながら、
気が変わったという訳ではないのですが、今回は、我家で「Cake」と美味しそうに呼び慣わしている照明を取り上げたいと思います。

我家の照明計画を進める上で、たいそう、悩んだのが
ここ、ダイニングを兼ねる居間の照明でした。
生活に必要な光量はダウンライトと天窓ライトで確保してあるものの、
ひとつはアクセントとなる何かが欲しいと考えていました。
いちばん、私が付けたかったのは、実はシャンデリアでした。
透明ガラスの破片のようなのがいっぱいぶら下がった、
ちょっとクラシックなスタイルのものです。
アンティークで探そうと思っていますが、
まだ、ぴったりのものは見つかっていません。
ガラス製で重量もあるはずなので、いつか、
これは!というシャンデリアに出会った時のために、
天井を補強してもらっています。
このところ、シャンデリアがちょっとした流行になっていて店舗などでも見かけるようになりましたね。うれしいことです。
(このスペースのイメージではないのですが、自作のシャンデリアもあります。近々、クチュールライトカタログに登場予定です。)

それはさておき、取りあえず、と採用したのが
ウェディングケーキを逆さにしたような乳白色のシェードです。
昭和初期の日本の量産品です。
これに決定するまでに、何種類もの照明器具を持ち込み、
合わせてみたのですが、しっくり来るものはありませんでした。
この「ウェディングケーキ」より、ずっと素敵で価値もあるものも
いくつか用意しておいたのですが、実際に合わせてみると、
がっかりした、何かが違うと感じたりという始末。
結局、あまり期待せずに、キープしてあった「ウェディングケーキ」が
日の目を見ることになりました。

ただし、この「ウェディングケーキ」ライトは、いつも点灯しているかといえば、
そうではありません。比較的、過ごす時間の長い居間兼ダイニングには、
幾種類かのライティングが可能なように照明計画を立てました。
新聞や本が読める充分な明るさが必要なときもあれば、
ほんのりした照明の方がリラックスできる場合もあります。
やさしい光を放つ「ウェディングケーキ」ライトは、後者。
のんびり過ごす時間の「あかり」です。
取りあえず、と設置した「Cake」ですが、日々、
目にするうちに愛着が湧いてきたようです。

次回は暖かで美味しいライティングを紹介する予定です。お楽しみに。


03.10.21-update

01 玄関のライティング

 

 
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